オステオパシーとは

オステオパシー施術をご希望の皆様へ~不安を解消する為に~

オステオパシーという言葉は最近よく聞かれるようになりましたが、実際どういうことをやってどういう人が行うのかは
広く知られているとはいえません。患者さんは自分の身体を任せるのですから、当然不安になります。
ここではこの日本で「どのような人」がオステオパシーをやっているのか、どういう人にかかればよいのかをお知らせ
したいと思います。

オステオパシーは1874年にアメリカで産声をあげてから発展し、その臨床効果と科学性が認められ1910年に医師資格となった医学体系です。その後世界へと普及し、現在ではヨーロッパやオセアニアの多くの国においても医療国家資格となっており、人々の健康維持や回復に大いに貢献しています。それらの国々において資格取得のためには4年以上の大学教育課程を終了し、国家試験に合格する必要があります。これはオステオパスがその適応や禁忌を論理的に判断し、そして一定の倫理に基づいて臨床を行い、皆様が安全に、効果的に施術を受けられるためです。

では日本ではどうかといえば、オステオパシーは「国家資格」としては認められていません。オステオパシーに関する教育や臨床に関する基準が法的に規定されておらず、施術を行う先生はその知識や技術そして臨床倫理において様々な差があるのが現状です。それでは安心して患者さんは自分の身体を任せられません。

皆様には安全かつ効果的に施術をお受けいただくために、その先生がどのような教育を受けてきたのかを確認されることを
お薦めいたします。
JOFでは安心して施術が受けられるように、国際基準を満たす教育の水準を定め試験制度を確立しました。この試験を通ると「MRO(J)」(MEMBER OF THE REGISTER OF OSTEOPATHS(JAPAN))」という資格が与えられます。MROとはヨーロパ、オセアニア、アジアで使用されている認定オステオパスの商標登録された基準です。これは現在日本においてオステオパシーに関し最も高い基準であるといえるでしょう。またこのMRO(J)資格保持者はその維持のため、3年間において最低120時間のセミナー受講が義務付けられており、日々知識と技術の研鑽を重ねています。

皆様が安心してオステオパシー治療を受けられるよう、MRO(J)メンバー、そしてJOFは努力してまいります。